フィンランドのグローバル企業の「Valmet」
「Valmet(バルメット)」という会社を、ほとんどの方は知らないと思います。
フィンランドの会社で「Valmet」で検索するとトラクターの画像だらけ(笑)
企業サイトには
紙パルプおよびエネルギー産業への技術とサービスに従事しており、グローバルなディベロッパーとしてのリーディングカンパニー。
とのことなので、業界ではかなり知名度が高いグローバル企業のようです。
Wikiによると
第2次世界大戦後のソ連への戦争賠償として重工業製品を製造する目的で設立された。過去の分野は幅広く、飛行機、自動車、機関車、船艇、武器、家電製品などが含められている。
となっています。トラクターは代表的なものであって、製品は多岐にわたっているんですね。
フィンランドはムーミンの国
「第2次世界大戦後のソ連への戦争賠償」とありますが、再びWikiにより
第二次世界大戦では、独ソ不可侵条約を締結したロシア人(ソビエト連邦)と2度に渡って戦い、その結果カレリア地峡を失い、多額の賠償金を負った。この時フィンランド人は、スウェーデン人に助力を求めたが、中立主義をとられ、やむなくナチス・ドイツに接近、第二次世界大戦でのドイツ人の敗北と同じくしてフィンランド人も敗戦国となり、ロシア人から戦争犯罪に問われることになった。
フィンランドは第2次世界大戦中は中立国を維持したかったけど、大国に挟まれる状況で、結局、ドイツに味方したことで敗北国となったという悲しい歴史のようです。
一方、ムーミンは1943年に作者のトーベ・ヤンソンが、スウェーデンの雑誌に描いたのが最初で
ムーミンはスウェーデン語で書かれたフィンランドの話みたいです。
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ムーミンを翻訳した小野寺百合子さんが凄い
2016年夏に薬師丸ひろ子と香川照之が出演する終戦スペシャルドラマ
「百合子さんの絵本~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~」(NHK総合)が放送されるとのこと。
この百合子さん、「ムーミン」を翻訳した「小野寺百合子」さんのことで、ニュースによると
絵本をこよなく愛する彼女の原点にあったのは、“女性スパイ”として生きた過酷な戦争体験だった。
百合子の夫は、“諜報(ちょうほう)の天才”といわれたスウェーデン駐在の陸軍武官・小野寺信。第二次大戦中、百合子は夫が入手した極秘情報を暗号化し、日本の参謀本部に送る仕事をしていた。
なんと!ムーミンの翻訳は諜報活動で会得したスウェーデン語が影響していたとは…。
文字って暗号だと思えば、敵が読めなければ解読を防げますよね…。
英語なんて世界で教えているもんだから、機密文章が流出したら誰だって読めちゃいますね。
「日本の書き文字について説明してほしい」
バルメットさん担当「体験するのは他国にいる管理職なので、
体験と合わせて日本語の仕組みや歴史について簡単に教えてほしい。」
とのことだったので、5分程度で説明。
たぶん、100%理解するのは難しいと思います(笑)
だって、通訳する日本人も、ひらがなができた理由とか明治政府が書き文字を変えたことなど
初耳でしょうから、それを相手の知識を踏まえながら通訳するのは大変です。
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「汚すかもしれないから…」「焼き肉みたい(笑)」
「書道=汚れる」というイメージはあるようで「紙エプロン」を使われた初の書道体験です。
その懸念は、私達も一応ありまして、一番、汚しちゃうのが墨液の出し入れなんですよね。
【PR】当団体は硯を廃止して、体験の方の汚れるリスクを軽減しています!
おかげで、今まで体験の方で、汚れで大変なことになった例はありません。
もちろん、墨をぶちまけるという可能性もないわけではないので100%安心とは言えませんが
できるだけ簡単に書道を体験してもらえるような工夫を随所にしているわけです。
参加風景の写真
以下は参加風景の写真です。
最後はコンテストで締めくくり!
1時間の間に、日本語の簡単な説明、練習、清書といろいろ盛りだくさんの今回ですが、
「コンテストをやって優秀なものを選んで欲しい。」という要望がありましたので
テーブルごとに優秀作品を決めることにしました。
当方のスタッフさんの撮影が間に合わなかったので全員をご紹介できないのが残念!
受賞理由:枠からはみ出るほど勢いがあって、まさに「前進」していたから!
受賞理由:次点の方なのですが…「東京」がかわいかった。左上に寄ったのが残念!
たくさんの作品をありがとう!
和様の書道体験は、一般的な書道体験と違う点があるとしたら書の文化の捉え方です。
一般的な書道体験は「日本の公式書体の楷書を筆で書くのが書道文化」というスタンスです。
一方、私たちは「日本語の文字を筆で書くことが文化」という捉え方をしています。
参考 文化庁「とめ、はね、はらいとか細部にこだわりすぎ!」①
(日本人は、明治時代までの長い期間、多くの人は筆字に楷書を使っていませんから。)
そのため、実際には日本人が使っていない楷書ではなく、実態に近い書き方なども参考にして
「日本人が読める筆字」を短時間で成果が出る体験にしたいと思って工夫しています。
このような貴重な機会をいただいたバルメットさんには、本当に感謝いたします。
より工夫して、多くの人に「日本語の文字を筆で書く文化」を知ってもらえるようにします。
ご参加ありがとうございました。
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