【生徒作例】ワインラベル クラフトタグ用ゴム印

和様を生活に取り入れる

うどよし書道教室は、現代アートとして書を昇華しようと取り組んでいる希少な団体です。
と、書くと難しいですが、従来の書道は古い外国語(漢文)や古い日本語(仮名)のため、大変実用性が乏しく「生活から書を分断」した状態でした(それそれで需要があったが、分断が進みすぎて誰も戻せなくなっていた)。
私たちは、その逆「生活に書を取り入れる」ことをやっています。
自分の生活の文字を書に置き換えてみる、身につけてみるってことをやっています。

書と酒は相性がいい

お酒と書は相性がいい。
「日本酒」「焼酎」は筆文字が多い。
実は、ワインラベルでも筆文字採用の事例が増えています。





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ワインボトルのタグの作成

生徒のお気に入りのワインは、ラベルがない「ぶどうばたけ」さんの山梨県勝沼のワインなので、ラベルを付けない酒造の意図を組み、「ぶどうばたけ」のクラフトタグを作成することになりました。
では、完成品をどうぞご覧ください!

生徒の英断「印刷するよりハンコの方がいい(安い)」

実は、当初印刷すると言っていたので、完成品のタグを見ると落款が潰れていて、別のを見るとそうじゃないので確認したところ、印刷をやめて「ゴムはんこ」で作ったことを知りました。
これは生徒の英断でしたね!
そして、色を変えたい落款印部分は、別ゴム印です。
プロ視点では別ゴム印は当然ですが、生徒が、自分でちゃんと構成をしてくれたのは大変嬉しいです。

ちなみに、このゴム印のベースとなった落款印のデザインは、篆刻した落款印から取っています。
小さくなることを想定して、潰れないように太めの白文にしています。
(そのため、最初見たときに、ラベルの落款印が潰れていたのを気にした)

書はもっと使えますよ!

生徒の作品を生活の中に入れるため、教室中も講師や生徒同士で趣味、日常の出来事、家族の話などいろいろな雑談をしています。
雑談から、いろいろなアイディアが出て、講師と生徒同士でブラッシュアップし、クオリティを高めていきます。
書のインプットを古典から取得する従来の書道とは、だいぶ異なります。
従来の書道のイメージだった”真面目にコツコツやる”では、もう人を楽しませるアイディアって出尽くしてるんです。
だから、福引祭をやったり、既存の指導環境とは異なる新しい環境作りで、生徒の個性、経験というインプットから、作品のアウトプットを引き出しています。

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