芸術新聞社「墨」生徒作例が掲載

先生も載ったことないのに…(アムロ風)

書道愛好家にとって芸術新聞社への作品掲載は、ちょっとした「夢」「あこがれ」です。
うどよし書道教室としても、公募書展案内が掲載されたことは何度かありますが、先生の作品はもちろん、生徒の作品が「作例」として掲載されたことはありません。

芸術新聞社さんのツイッターで募集→教室LINEにシェア

芸術新聞社「墨」のツイッターで「小作品の写真を募集」ということを知り、生徒任意のLINEグループにシェアしました。

ちゃんと応募してくれた人がいて、掲載されていました。
本人から掲載はもちろん、応募のことも全然聞かされてなかったのでびっくりしました。





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掲載誌面

 

真ん中の「猫」と一緒に撮影してる作品です。
4-5年前なので、私も指導したことを忘れていました(笑)

「小作品特集」は業界誌として勇気が必要

今回、この特集の紹介で公式ツイッターで「公募展出品に縛られない自由な表現」と書いています。
日本の公募書展は、美術館の最大シェアを誇っていますが、そのほとんどが縦1m超えの作品を要求しています。
書道愛好家も、公募展に出品した作品は、飾る場所もなく、言いにくいですが、読めない漢文の強い表現は一般家庭のインテリアとしては最悪です。(書作品は威圧感ある攻撃的な表現が主流なのでヤクザの事務所くらいしか合わない)
そこで、書道愛好家の方に「小作品の魅力」を伝える特集が組まれたのではないかと思います。
ただ、以前なら、雑誌のスポンサーが”小作品否定派”の公募展出品の大手新聞社系列の団体なので編集会議を通過しなかったかもしれません。(小作品にすると紙、墨が売れなくなるので、同時に新規参加を増やす必要がある)
平成期で書道愛好家の人口は半減したと言われ、編集部は書道業界の衰退を出版部数の減少という数字で知っているはずです。
今回は「公募展出品に縛られ、自由に表現ができない」という読者ニーズに寄り添い、公募団体にも配慮する「書と暮らし」と言う特集にして、「書のインテリアとしての実用性」の初手の切り口として小作品を選んだのだと想像しています。
(現在の住宅事情にフィットさせるには、攻撃的な既存表現技法以外の開発や横書き対応など、根本的に変わらないといけないが、チャレンジする若手や支える運営がいるかどうか…)
この1歩は、小さいけど大きい1歩です。

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