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書道教室開業で必要な事まとめ【加筆あり】

12,000ビュー超え。多くのアクセスありがとうございます。
※最後にアンケートがあります、良かったご回答ください。

「和様」というニッチな書道教室の運営ですが…

私は「和様」という読める日本語の書道だけを書く書道教室を運営しています。
以前から「書道講師になりたい」という問い合わせがあり(特に女性)、まとめてみました。
内容は、和様の書道教室視点になりますが、従来の書道にも役立つように書いたつもりです。
あまり私を過信せず、こんな考え方もあるんだ程度で参考にしてください。

「芸術で生きたい」なら書道が一番オイシイ

「書道」は美大トップ層の東京芸術大学、愛知県立芸術大学、金沢美術工芸大学、多摩美術大学、武蔵野美術大学等にありません。
一方、日本最高峰の公募展「日展」応募数の70%以上は書道という人気っぷり。
美術市場での書道の人口シェアは圧倒的です。
「書道」を習いたいニーズはあるのに、芸大には「書道」がない。
「書道」は他芸術分野から見て「めちゃくちゃオイシイ」ジャンルなのです。
しかも、皆さん、筆記体ばかりで、最も身近な現在の日本語を書く人がいないので、私の「和様」は大変有利な環境を頂いています。

書道の師範免状が「無価値」は常識

うどよし書道教室では和様の師範免状の発行は行っていません。
理由は、師範免状含む段級などは書道業界で無価値だからです。
(「硬筆・毛筆の書写技能検定」は公的資格ではなく民間資格です。)
ただし、段級や師範免状を参加者のモチベーションに活用することは賛成です。
うどよし書道教室は、「和様の書展」の外部審査員や来場者の評価が基準となります。

書道講師になるには?

みなさんは外食する時に「調理師免許を持つ店に入ろう」と考えますか?
書道教室に通いたいと思う人も同じです。
当然、書道教室の開業には何の資格もいりません。
本気で「私は書道の先生」と宣言したら、その瞬間から書道の先生の人生がスタートします。

競合調査をして開業エリアを決めよう

さて、書道の先生にはいつでもなれるので、重要な開業する場所を考えましょう。
ここで全てが決まってしまいます!
グーグルのマップ機能を使って開業候補地で「書道教室 (エリア名)」を入れて検索すればすぐにわかります(上記地図は、うどよし書道教室の周囲です)。
便利な時代ですが、ライバルも同じように検索して穴場を探しています。

エリアの最大書道人口を算出しよう!

開業予定エリア(市区町村や駅の乗降者数など)で人口を調べます。
仮に、書道需要を0.1%とした場合、エリア人口×0.1%で「最大書道人口」が算出されます。

最大書道人口=エリア人口×0.1%

「最大書道人口」は最低でも50以上はほしいところです。

最大生徒数=最大書道人口-競合教室の生徒数

従来の書道教室は「近所の通いやすい教室」に通う傾向が強いです。
和様のような特徴があるスタイルの場合は、1時間圏内なら通う方がいますので、エリアを広くとってもいいと思います。
普通の定食なら近所の店で済ましますが、話題のお店なら遠くの店に行けちゃう心理と同じです。

順位 都道府県 人口 0.1%の最大生徒数
1 神奈川県 横浜市 3,731,293 3730人
2 大阪府 大阪市 2,702,033 2700人
3 愛知県 名古屋市 2,304,794 2300人
45 山口県 山口市 197,261 197人
46 鳥取県 鳥取市 192,658 192人
47 山梨県 甲府市 192,325 192人

「いくら稼げるか?」より「いくら稼ぐ必要があるか?」


皆さんが興味のあるお金の話、「月謝」を決めましょう。
月謝は、そのエリアの相場の月謝にあなたの教室の付加価値を考慮すれば月謝が決まります。

あなたの月謝=エリアの月謝相場×付加価値(複数)

【付加価値 ※勝手なイメージ】
×~0.8 師範免状くらいしかない
×1 施設がキレイ
×1.2~ 3大書展の多数の入賞歴
×1.5~ メディア露出/見た目がよい
×1.7~ 3大書展の審査員レベルの役職
×2~ メジャーなタイトル揮毫(知名度)

付加価値がないと月謝で既存書道教室の下をくぐるしかありませんが、そうなると経営は厳しいです。
月謝が決まれば「最大売上予想」が算出されます。

最大売上=最大生徒数×月謝

ここで最大売上20万円以下の場合は諦めましょう。というわけではありません。
逆転の発想で、売上がいくら必要なのか?から逆算しましょう。
(つまり、月謝=x とした方程式を使います)

希望売上=最大生徒数×月謝x
→月謝x=希望売上÷最大生徒数

希望売上20万円、最大生徒数20人の場合は、
20万円÷20人=1万円 
月謝は最低でも1万円必要ということがわかります。
つまり、相場関係なく1万円の価値のある仕事をしたらいいのです。

安い月謝が生徒にとってよいとは限らない

生徒にとって月謝は安いほうが嬉しいと思うでしょ?
実は、そうではないのです。
以前、不動産屋に言われた話です。
「不動産って売価、賃料で似た傾向の住人が集まります。つまり、住人で不動産価値が変わります。」
書道教室も似たような傾向があるかもしれません。
経営面から考えると「10名×5000円」も「5名×10000円」も、売上は同じ5万円。
あまり詳しいことは書きませんが、よーく考えてみてください。

「既存の生徒を大切にする」の間違い

教室開業して数年が立つと長くお付き合いしてくれる生徒も出ます。
そこで「既存の生徒を大切にする」という考えは絶対とは限りません。
開業から数年で、先生の指導力は伸びます。
運営方法や指導方法をより良いものに変えべきです。
丁寧な説明をしても、不満を持ったり、退会する生徒もいるかもしれません。
そこは経営判断と割り切って、より良い教室運営に取り組んでください。

買収(M&A)の可能性もある

資金が潤沢にあれば、既存教室をそのまま買い取る(M&A)という方法もあります。
書道業界は相当な高齢化が進んでいますので、エリア内の既存の書道教室が廃業を検討している可能性はあります。
出資者として「会場を手配する」「経営をする」という参画方法だって、立派な書道教室の運営です。

「嘘合戦」では勝てない

悲しいのですが、ここまで最大の問題を避けてきました。

・経営力
・差別化

という問題です。
10年続けているので一定のノウハウはあると思いますが、「和様」だったということは大きいです。
注意してほしいのは、書道教室を開業すると「(海外の)賞歴を買いませんか?」「有名な場所で展示できますよ?」「日本の書家代表として書籍に掲載しますよ。」という誘惑が来るはずです。
この「嘘合戦」で大成功している書道関係者がいるので誘惑されるかもしれませんが、やめたほうがいいです。
彼らは、昔、成功者の前例がない状態で「嘘合戦」に飛び込んだ猛者中の猛者です。
普通の人のあなたが「嘘合戦」に参加しても、猛者&先行者の彼らを逆転することは難しいでしょう。
そして、失敗したら、ネット上にあなたの黒歴史だけが永遠に残ります。
王道のプロモーションのSNSや動画など使って積み重ねていきましょう。

最後に…テレビに出たい!注目されたい!と言う人

「集客はどうしてるの?」、「メディアにどうやって出るの?」、「地方だとどうなると思う?」といった疑問があると思います。
私のような団体が生まれた事例がないので、私が気づいていない”起業”秘密があるかもしれません。
みなさんとお話する機会を作ることができたら、私自身も気付くかもしれません。
長文のお付き合いありがとうございます。

書道教室開業 相談会(6/15 土)

書道教室開業相談会」を企画しました。
現在、書道教室の運営は相当厳しいと聞いていますので、私の独自の書道教室の運営方法がお役に立つなら参考にしてください。

アンケート

追記:ご覧頂いた方から、ご要望があったのでアンケートを入れました。

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都内で「開業前後の相談会」(少数制 1万円~2時間)に、ご興味がありますか?(本当に考えている人向け)
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