書道といえば漢字や古文?いいえ、現代文でも書道ができます!
書道と聞くと、難しい漢文や古文を筆で書くイメージがありませんか?
実は、誰もやらないだけで、普通の日本語の文字や言葉でも書道をしていいのです。
それが当団体が推奨する「現代文の和様」という書道スタイルです。(和様:日本式の意味)
日本人が読み書きする普通の日本語なので、誰でも書けて、親しみやすいのが特徴です。
うどよし書道教室では、和様の書道を楽しく学べるレッスンを提供しています。
表現方法も”筆で和紙に墨で書く”ばかりではありません。
布やラベル、デジタル、立体、動画など身近な生活の中で活かせる書道の表現を目指します。
従来の書道ではありえないことですが、展示会で生徒作品を見て依頼が来ることも増えてきました。
え?それも書道ですか?
書道は一般的に「墨を付けた筆で和紙に文字を書く」ことだと思われていますが、それだけではありません。
うどよし書道教室は「現代文の手書き」という要素を大切に、それ以外は自由度が高いです。
墨を使う生徒もいれば、アクリル絵の具の生徒もいます。
手書き文字をデジタル化して動画を作成する人もいます。
友人や企業から書を頼まれた作品を作っている人もいます。
難しい読めない書道だけが「書道」ではないのです。
日本の書道には、読める日本語がありません
私が現代文の和様に興味を持ったのは、日本の書展で日本人が読める日本語の書作品を見つけられなかったからです。
私が特別ではなく、多くの人が「日本語の書道がない」ことを不思議に思ってきたのです。
でも、ほとんどの人は指導者から「まず基礎をやってから」と否定されたのだと思います。
私は、日本の書道業界で、現代文の日本語の書道が主流じゃない現状が変と思っていますが、超マイノリティな考えです。
現実は30年、40年、50年、ずっと古典の写し書き(臨書=基礎)をやっています。
誰も読めない他人の文字が目標なら問題ありませんが、「自分の言葉を書きたい」と思うならご検討ください。
“キレイな字”は、本当にキレイ?
大半の方は「楷書(美文字)はキレイな文字」と思っていますが、単なる幼少期の”刷り込み”(インプリンティング)かもしれません。
実はキレイな楷書は最も不人気で、上位の書家の集まる大手書展ほど、楷書作品は展示されません(ほぼない)。
書家にとって、楷書は”小学生で卒業”する書き方なので「子供っぽい」というのが理由だと思います。
つまり、現代文の和様の基礎は小学校で十分です。
ただ、そこから「大人らしい日本独自の書き方」を作る人が、誰もいなかったのです。
キレイな字じゃなくてイイ
字は人それぞれの個性や感情が表れるものです。
フォントと同じようなキレイな字を書くことが目的ではなく、伝えたいことを書くことが目的です。
だから、自分の字がフォントの文字デザインと違っても、それは自分が育ててきた日本独自の文字文化の1つです。
まず、自分の字に自信を持つことで、書くことが楽しくなりますし、読む人にも伝わります。
ところが、手書き関係の書籍、サイト、You Tubeを見ても”キレイな字の書き方”しかありません。
「自分らしい字の育て方」のような情報がまったくないのです。
そこで、私達が今、東京都文京区湯島「うどよし書道教室」で「現代文の和様」文化を1から作っているのです。
現代文には”書道のアプローチ”が通用しない
書道には絶対的練習法「臨書(古典の写し書き)」というものがあります。
誰にでも読んで鑑賞してもらえるメリットがある現代文の書作品がない現実をマーケティング視点で見たら、“現代文の習得に臨書は通用しない”可能性を排除できません。
例えば、殿村藍田(2000年没 読売系 謙慎書道会)氏は、漢文も古文もトップ評価の珍しい書家ですが、現代文は残せていません。
現代文の書表現には臨書以外のアプローチを試みてみるべきだと考えます。
現代文は”現代にしかない”新しい日本語
国語のテストで散々やってきた現代文ですが、現代文の成り立ちを知ってる人はほとんどいません。
例えば、現在の50音図は、活版印刷のために明治33年(1900年)に統廃合、リデザインされた人工的な文字ということを知っている人はほぼいません。(この分野の研究者がいないのだから、誰も知らない)
現代文は名前の通り”現代にしかない”日本語なので、筆で書かれた歴史がありません。
つまり、現代文を筆で書きたいと思っても、漢文、古文のように参考資料がありません。
自分で考えた現代文と1000年以上の歴史を参考に書いた漢文や古文と比べると見劣りします。
独自表現を模索せず、臨書に依存してきた多くの書家は、現代文を諦めて漢文、古文に戻っていきました。
小学生から漢文、古文の書道を刷り込まれ、多くの時間とお金を投資したサンクコスト効果のある人には、なかなか受け入れにくい現実だと思います。
現代文の伝統文化を作るのは私達
現代文に向いている人は誰かというと「字を書くことが好き。でも、習字はあまり…」というような手書きライト層です。
ここまでこの長い文章を読んでくれたあなたはフィットする可能性が高いです。
自分たちが新しい日本文化を作る機会やカテゴリを見つけることなんて、まずありえません。
現代文の和様「日本一が世界一」の現代アート
「主要美大に書道科がない」と書きましたが「チャンスかも?」と感じましたか?
実は、美大がアート需要を作らず、大量の現代アーティストを供給し続けているため、現代アートは、飽和状態(レッドオーシャン)で、大学やギャラリーストーカーなどハラスメントが大問題になっています。
一方、美術から排除され、習い事の先生しかいない書道は、アート市場では未開拓状態(ブルーオーシャン)です。
しかも、“現代文の和様”というマジョリティなカテゴリが未開拓で残っているなんて、飽和した現代アート市場からみてあり得ない、夢のようなことです。
しかも、現代文は日本にしかない「日本一が世界一」という現代アート市場なのです。
楽しく使っていく事が大事
従来の古文、漢文の書道と現代文の和様が大きく違う点は、誰でも読めるということ。
“読める”と言うシンプルな違いで従来の書道には全くなかった新しい考え方、アプローチが生まれています。
ファッション、キッチン、リビング、トイレ、メモ書きなど、いろいろな場面で使えます。
今後、どんどんデジタル化が進み、世の中フォントだらけになればなるほど、アナログの手書き文字の力、価値は高まります。
生徒作例
楽しまなくちゃ!
いろいろな企画、イベントを実施していますので、一部を紹介します。
・公募書展への参加(年1回ペース わよう書道会)
・書展見学会(不定期)
・懇親会
・イベント参加(メディア撮影、イベント時の参加)
・教室中や終了後に飲食も可能
もし、ご興味がありましたら、まずは体験教室をお申し込みください。