素人「ほりかわのりひと」の魅力
ほりかわのりひと氏が、書画展を開催します。
さて、「アール・ブリュット」というアート専門用語があります。
「正規の美術教育を受けていない芸術」「既存の美術潮流に影響されない表現」などと説明されます。
ほりかわのりひと氏の魅力は、日本で今までアートに触れず「生」の状態で生きてきた奇跡のような素人ということです。
日本のアートや書写教育は、一部の得意な人を選別するためのカリキュラムかのように、苦手意識を持つ人を量産する仕組みです。
ほりかわ氏も、そんな中で生きてきたはずなのですが、なぜか、全くその影響を受けていません。
「楽しい」から書く
入会後、頭角を表すのに時間はかかりませんでした。
まず、すぐに気づいたのは「習う」ことに抵抗がないことです。
男性は「習う」ことに一定の抵抗があるような気がします。
そして、「楽しい」が全面に出ていて、それが、練習や構成、作品を通じて溢れることです。
写真は、ほりかわのりひと氏の処女作ですが、私も1000点以上の表装をしてきましたが、書道作品に黄色マットを採用したのは初めてです。
でも、これを選ぶ時に、全く抵抗がなかったことを覚えています。
その後、この題材となった人物はやっちゃってて社会問題となりましたが、それも先取りしてましたね。
どんどんやらせてみよう
ほりかわのりひと氏の作品を、自身のお店(今回の個展会場)に飾ったところ、声をかけられる様になっていきます。
それが、さらに創作のモチベーションとなってみたいです。
幼少期に苦手意識をつけられなかったので、スポンジのように、どんどん吸収していきます。
(ただし、書の技術というよりは、表現する姿勢みたいなもの)
コロナ禍もあり、ブランクが出るはずが、創作意欲はどんどん高くなり続けます。
2023年8月の個展では、35点の紙袋作品を出品。
会場内でも、お客の支持が高い作品となりました。
そして、4年前は素人だった「ほりかわのりひと」氏は、2024年7月に、とうとう個展開催することになりました。
日時 2024/7/13(土) 11:00~18:00
クロージングパーティーを18:00から予定しています。(会費制を予定)
詳細は別途連絡
場所 ゑびす本店
〒101-0048 東京都千代田区神田司町2丁目6−6
03-3254-3438
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