審査ではなく見てもらうための作品作り
2013年10月に開講して、8ヶ月での国立NHK学園カルチャースクール内でのプチ展示会。
俳句の先生が生徒さんにいるのですが、その方が自分の生徒さんに紹介したところ
初日から沢山の人が見に来ていただけました。
作品は4点しかないので、展示は数分で終了しましたが、始めて8ヶ月での展示で
作品になったものが実際に並ぶと、苦労を思い出して感動しますねー。
作品と初対面から展示の様子まで動画にしてみたよ
問い合わせの中に
「◯◯才ですが、大丈夫でしょうか?」
「書道は好きだけど、字が下手でコンプレックスです。」
という心配や悩みを持たれている方がいますが
写真や動画を見ていただくとわかりますが、早めに始めただけで、何も違いはないですよ。
展示された作品
会場では、作品説明の解説プレートを貼って展示しています。
見る人が作品を鑑賞しやすいですからね。
■展示の様子のフォトアルバム
見てもらえる書道 展示会にしたい
別の記事(芸大にない”書道”が国内芸術最高峰「日展」を支えている実態! )で書きましたが
日本の書道は、日本の芸術を経済的に支えているのが実態です。
美術館は書展がなくなったら、展示室の借り手がいなくなるほどです。
しかし、国連と日本の関係と似ていて、書道業界は金を出すだけで芸術業界を引っ張っていません。
一般の方が、有名な画家を知ってても、書家は知りません(美術の授業で書家は出ない)。
これは「書作品のマーケットがない」という実態もそうです。
感覚で言うと、業界で有名な書家の作品より、有名な画家の書作品の方が高値が付くからです。
だからといって、悲観的になっても意味はなく、
戦後、40才前後で現在の書道の業界を作り、育てていただいた先人からの課題だと思えば
まだ、現役の方や将来を志す方に「次、やるべきこと」の1つが見えているのかなと思います。
「見る」につながる「読める」和様の役割
審査のための書展も規模維持のために本当に重要ですが
今まで目を向けなかった「見てもらう」という点に、少し余力をあると素敵な出会いもあるものです。
「読める」和様は、「書展=審査」で育った方々に1石を投じられるかなと思います。
生徒の皆さん、作品完成おめでとう!(展示会は作品撤去までがセットですけども)
展示は7/4まで(延長の可能性あり)
展示場所 国立NHK学園(国立駅 徒歩4分)のロビー奥の廊下
期 間 2014年7月4日(18日まで延長の可能性あり)まで
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